かつて蓮根畑であったこの地に根ざして61回目の春。5枚花輪の淡いピンクドレスをまとった一重咲、 半世紀過ぎた頃からより淡くなり今や真綿色になった春樹。撮影した日は1年ぶりの再会にふさわしい心地よい風と陽に恵まれた満開間近の3月29日。 城山の森に溶け込み誇らしげに咲くソメイヨシノ、束の間のおつき合いながら平安な気持ちに満たされました。 いままでがそうであったようにこれからも冬季から春季への橋渡し役を演じ続けてほしいものです。
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