身体ケアのための主な医療機器(平成18年3月現在)
精神神経科領域では、日常診療で遭遇する問題点の一つに、精神状態像の把握や治療アプローチに
併せた身体的合併症への対応があげられます。当院の地域連携課は、患者さん自身や家族からの
相談、院外とのパイプ役を担っていますが、このうち、他の医療機関からの照会には、身体合併症が
加齢性疾患に止まらず、次のような合併症記載の診療情報提供書が増加する傾向にあります。その
主な疾患として、肝胆道系・腎尿路系疾患、新潟中越地震で続発し話題となった精神的ストレスが関
与するとされる“たこつぼ型心筋症”、うっ血性心不全を呈する心筋梗塞後や拡張型心筋症、あるいは
術後間もない患者さんなどがあげられます。そのため、当院では、身体疾患の診断・治療・経過観察を
始め、急性循環不全など緊急性を要する病態へのプライマリ・ケアに取り組むため、必要度の高い医療
機器のリストアップを行い、順次装備してまいりました。
下記に身体ケアのために導入し、現在活用中の主な医療機器をご紹介します。
@ レントゲン撮影システムおよびデジタル画像処理
A 超音波血流計(林電気製:ミニドップ ES-100VX)
B 生体情報モニター(フクダ電子製:DS-7110、DS-2150)
C 二相性除細動器(フィリップス製:HEART START XL)
D 超音波診断装置およびカラードプラ装置
E ホルター心電図分析処理装置(フクダ電子製:SCM-6000)
F 心電図の院内オンライン化システム