「目指すは患者さん一人ひとりの内なる声に寄り添う看護と介護」
治療環境の円滑化には“精神身体的ADLの違い”という壁を乗り越えることが不可欠なため病棟設計の初期段階から“クラスター構造”を導入。中央棟の3病棟は何れもADLの重症度に準じてA~Dのクラスターに区分しました。
図中には各クラスターの配置をA~Dで示しています。
●デイルーム
各クラスターの陽光に恵まれた個所に設置された憩いの場。畳敷きスペースもあるため思い思いにくつろいで頂ける空間です。
●談話(面会)コーナー
コーナーはプライバシーが最優先されるため各クラスターに一ヵ所ずつ配置。このことにより患者さんは面会される方々と気兼ねなく時間を過ごされます。
●生活機能回復訓練室
専従の作業療法士が中心となり社会生活能力の向上を図っています。
●スタッフステーション
病棟はL字の鏡面型であるため各クラスターへの動線が旧病棟に比較して半分に短縮され、ナースステーションもメインとサブメインに分けたことで日常業務がより効率化しました。カウンターは開放感のあるオープン方式なため患者さんや家族の方々から何時でもご相談いただけるメリットがあります。